「オトナの初体験」
はぴトレについて|July 10,2008 11:36 AM
・・・むっし~。
・・・じっと~。
・・・だっる~。
こんな季節は、何もヤル気が起きなくて当たり前。
体にじめっと貼り付く熱気と息も詰まりそうな湿度は夜まで続き、クーラーの中へ逃げ込めば今度は体の芯が冷えて翌朝までダルさが持ち越されます。
こんな季節は、ただ四季のある日本に生まれたことを悔やむしかないのでしょうか。
こんな季節は、ただわずかなバケーションに焦がれて、どうにかやり過ごすしかないのでしょうか。
「そんなのいやだーっ!」
あと、3ヶ月は続くであろう、この大阪夏の陣をそんなディフェンスだけで乗り切るなんて、ムリ!
かといって、渚のバルコニーで日焼けを楽しむ攻撃はダメージが大きすぎるし、高原のテラスで手紙を書く攻撃の時間もない・・・でも、なんとか、うまくリフレッシュする方法はないかしら。。。
で、行ってみました。初めての「夏の鍋」。
人気の博多風鶏がらベースのモツ鍋に、この暑さの中挑戦してきました。
以前からある家の近くの小さなバー。
前を通るたびにガラス越しに中の様子をうかがうのですが、お客さんが入っているのを見たことがない。
でもちょっとおしゃれな内装で、照明は赤、ボトルもカウンターに目いっぱい並んでいて、気になって仕方がないお店。
すると、なんと!
ある日突然、その店の前に「モツ鍋はじめました」の看板が。
しかもおいしそうな写真つき!
どうやらあまりにもはやらず、こともあろうにバーでモツ鍋を食べさせるという荒業に出たようなんですが、もっと驚いたのは、お客さんでいっぱいになっていたこと。
今まで、なんとなく「モツ」に抵抗があり、おまけにこの蒸し暑さで「夏の鍋」は勘弁・・・と思っていたのですが、そのお店の勇気ある挑戦に敬意を表し、初めての「モツ鍋」に挑戦することにしました。
で、実際に食べてさらに大後悔!
・・・なんでもっと早くこの快感を知ろうとしなかったんだろう。
鍋から立ち上る湯気と、山盛りの野菜、モツの出汁がしみこんだシメのラーメン・・・食事よりスポーツに近い夏の鍋は、汗と一緒にモヤモヤを流し、史上最高のビールと共にお腹を満たしてくれました。
しかし、満腹感以上に得たものがあります。それは、「初めて」というビタミン。
オトナになっての初ショート、初巻き髪、初ネイル、初エステ・・・
身近なことで些細なこと、しようと思えばいつでもできるんだけど、でもしていないことって、実は結構多いのではないでしょうか?
本当はしてみたいけど、「めんどくさい」とか「いそがしい」とか、それとも「歳だから」とか、そんな自分で作った強引な言い訳でごまかしてはいませんか。
そもそも、「初」はめでたいお祝いごと。昔から「初」の力は珍重されてきました。
初日の出、初夢、書初め、初詣・・・初という文字のつくイベントは、無事に新年を迎えられた喜びを祝いごと。
初孫、お食い初め、初節句、初参り・・・初という文字に、新しい人生の始まりへの喜びがこめられています。
初物を食べると長生きできると古くから言われていますし、初勝利と聞けばそれまでの負け続けた歴史すら大切な経験であったように思います。
初雪にワクワクした冬の朝も、息が詰まりそうな初恋の夕暮れも、きっと多くの人の胸にあるものなのではないでしょうか。
そう、「初」って、人生を彩る大切なビタミンなのです。
なのに、歳を重ねるにしたがって、初めてする経験は少なくなるように感じます。
これは、ただ初めての経験を見つけられなかったり、物事を新鮮に受け止められないだけなのかもしれません。
いやむしろ、初めての経験に対して、知らず知らずのうちに尻込みしてしまっているのかも。
どんな些細なことでも、初めての経験をするためには、自分でその初めてを選んで行動するという、そんな小さな挑戦がつきもの。
いつもと違う自分になることは、今までの自分から一歩踏み出すオフェンス。
当然、不安や心配になることもあるでしょう。
でも、ビタミン「初」の効果を信じてみては?
小さな不安や心配と引き換えに手にした小さな挑戦で、初めてのドキドキとたくさんのワクワクを手に入れることができます。
そして、そんな経験こそが、オンナノコをキレイにしてくれる魔法なのではないかしら。
今日という1日を丁寧に過ごすことももちろん大切。
でも、今日以上に明日を生きる新しい私のために新たな何かを探すことも、今日の私の大切な役目だと思うのです。
そして、初心忘るべからず。
では、今から初診の患者さんにお会いしてきます。
患者さんの下さる「初めて」の緊張感も、私にとっての大切なビタミン「初」なのです。
ちなみに、今回の私のビタミン「初」は、体重というありがたくないオマケもついてきました。。。
一応、ご報告まで。

