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今年の漢字

はぴトレについてトキコクリニックについて|December 10,2008 7:24 PM

食毒落乱危辞中謝欺・・・

このなんとなく物騒な漢字の羅列、なんだと思います?
実は、あるサイトでアンケート調査した、漢字一文字で今年1年の世相を現す恒例イベントの予想結果。
いわゆる「2008年 今年の漢字」の予想で、発表はこの週末だそうです。
確かに、暗いニュースばかりが気になる社会情勢ではありましたが、あまりにもネガティブな文字の羅列に悲しくなりました。
「食」は食品偽装もありますが、それ以外にも我々の日常生活から切り離せないものだから候補に出てくる可能性はあるけれど、後はどれも・・・せめて「謝」が「謝る・謝罪・陳謝」を象徴するものではなくて、「感謝」を象徴する一文字であって欲しいと祈るばかりです。

けれど、ここ数年の「今年の漢字」振り返ってみると

震食倒毒末金戦帰虎災愛命偽・・・

もちろん物騒な漢字も(感じも?)ありますが、それぞれの年の象徴的な出来事が漢字に現れています。
そんな「今年の漢字」をこうしてズラリと並べてじっと見てみると、なんだか不思議な気持ちになりました。
・・・人間が生まれ、社会を形成し、互いにぶつかり慰め助け合い、生き暮らす中で起こる様々な出来事や悩み、抗えない運命の流れというか人生の荒波というか、命の喜怒哀楽がこの漢字の羅列の向こうに見えるような、そんな気持ちにさせられるのは私だけでしょうか。
漢字というのは、いくつかの線がからまったデザインでしかないのに、その文字ひとつひとつがドラマを感じさせてくれる力をもっていることが、実感できるのです。
そんな思いもあって、私は昨年から「私の今年の漢字」を考えるようになりました。

ちなみに昨年の漢字は「縁」。
さまざまな人との出会いに恵まれ、振り返ってみると、その「縁」がつながって形になっていた、そんな1年でした。

そして、今年の私の漢字は・・・
ずいぶんと悩んだのですが、「育」だと思います。

今年は、スタッフの人数が倍に増えたし、新しく中山由美先生というかわいくて優秀な女医さんも仲間入りしてくれました。
スタッフそれぞれに私が手取り足取り「教育」なんてことはなくても、トキコクリニックという大きな流れの中で、それぞれが自分の役割を認識して「成長」し、欠くことのできない一員へと変化していってくれました。
先輩も後輩を育てることで成長し、患者さんもスタッフたちを育てて下さいました。
二人の子供たちも「成長」して、中学生になりました。なんとなく子供じゃなくなったことが寂しく感じられるほどしっかりしてきて、これからは女同士としての話しができる面白さがありそうで、「子育て」も形を変えて親子という人間の関係を「育て」てくれるのかと思いました。
年末には、クリニックを改装して、一層充実。
もっともっと患者さんに喜んでいただけるクリニックに、また1歩近づいたと思います。
改装工事では皆様にご迷惑をおかけしましたが、みんなで育んだここの1年をしっかり形作り、来年につなげる締めくくりができたと思っています。
そう、私がどうこうしたことが、この1年の私の漢字の感じではないのです。
今年は、私は脇役として、スタッフだけでなく患者さんと共に「育んだ」ことが、私自身を「育てて」くれた、そんな1年だったと感じています。

昨年の今頃のブログにも書きましたが、たかが漢字一文字に私の365日は表現しきれないはず。
けれど、今年の手帳の最後のページに「育」と書き込んでみると、なんとなく私のこの1年の背中が見える気がします。
これが、何年も続き、その漢字をズラリと並べたとき、その文字の羅列に私の人生の輪郭が見えるのでしょうか。
その漢字が映し出す私の人生の喜怒哀楽が、少しでも明るいものであるように、少しでも元気の出る文字が書ける1年であるように、今年の背中に恥じぬ文字を書く新しい手帳を買い求めようと思います。

あなたの今年の漢字は、なんですか。
たった一文字しか選べないけれど、その文字の持つ力は、あなたが365日生きた足跡。
振り返ることは好きじゃないけど、足跡をしっかりつけて前へ進むことはとても大切です。
一度、考えてみませんか。

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