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小さな宝物

はぴトレについて|February 25,2009 11:22 AM

ちょっと照れくさくもありますが、前回に続いて、私の宝物をひとつ紹介させていただこうと思います。

それは、私の財布にいつもいれてある、とあるメンバーズカード。
「癒しの館アコアン」というエステサロンのものです。
実は、コレ、娘たちが小さい頃に作った、お手製のエステサロンのカード。
AKOAN_1.jpg
どこでおぼえてきたのか「極上の幸せをあなたに」というコピーがそえられて、

上半身 20円
下半身 20円
全身 20円
指名あり

とか色々書いてある。
AKOAN_2.jpg
もちろん、私は、なんどかその「アコアン」に行きました(笑) 。
そして、今でもそのメンバーズカードを、大事に財布に入れています。

当時の娘たちにとっては、ただのごっこ遊びだったかもしれないけれど、でも、そこにはきっと「大好きなお母さん」に心地よくなってほしいという、そんな気持ちが私には感じられるのです。
そして、そのメンバーズカード文字を見るたびに、どんな仕事でも、いえ特に人に心地よく感じてほしいという仕事には、その仕事に対してもその相手に対しても「好き」という気持ちがまずベースになければ成り立たないということを、思い出させてくれるのです。

好きなものに囲まれていることや、好きな人と共に過ごすことが、日々をいきいきと過ごす上でとても大切だということは、これまでなんどもこのブログでお話してきました。
前回も書きましたが、好きなモノに囲まれていることは、日常の些細な場面でつまずいたときに、ちょっと気分を変えてくれたり、気持ちをリセットさせてくれて立ち直るきっかけをくれたりします。

同様に、以前のブログにも書いたけれど、好きな人と好きなことをする。
これもとても大切。
好きな仕事、つまり自分がコレを生きる意味にしたいと思ったことがらを、好きな人、つまり信頼できる目標を同じくできる人と共に進むことができるとき、私とスタッフは足し算でなく掛け算のチカラを発揮できることを、実感しています。
好きで選んだ仕事だから精一杯がんばりたいと思えるし、この仕事を好きだという自分の意思をなによりも大切にすることが、妥協や責任放棄をしない力強いストッパーになっていると思います。
そして、好きな人だからこそ、互いに言いにくいことも指摘しあえる信頼感がある。
好きな人でなければ、注意するのも面倒だし、事なかれで日々過ごしてしまうこともあるでしょう。あえて互いの人間関係の上に立って、指摘しあったり注意しあったりすることができるのは、この人を好きだと思える信頼があってのことだと、そう思うのです。

「好き」なんていうと、それはとても感情的で、あやふやな気分の上になりたっているもののように感じられる方もあるかもしれませんが、「評価する」ような上下関係でもなく、「尊敬する」ような手の届かない間柄でもなく、あくまで同じ目線の「好き」であることが共にチームを組む上では、とても重要なのではないかしら。

治療に臨む場面でも、患者さんと私たちは同じことが言えると思います。
患者さんには、クリニックを「好き」になっていただきたいし、私たちを「好き」だと感じていただきたい。
それはとってもおこがましいことだと充分に認識しているけれど、「快適」であることや「安心」していただけること、「信頼感」の上になりたつ「好き」という感情こそが、治療に臨む同じチームとしては大切なスキームのひとつになると、そう考えています。
患者さんにその「好き」につながる因子を感じていただけないと、治療は単なる「作業」になってしまって、「手当て」や「お手入れ」という手から伝わるぬくもりすらなくなってしまうのではないか、そして、そのぬくもりがない「作業」では治療の効果は半減するということを実感しているからでもあります。
だから、私も含めクリニックでは「好き」という気持ちで患者さんをおもてなししたいと、いつも思っています。たとえ、その思いが伝わらない片思いであっても。
だからこそ、クリニックへのクレームは信頼関係を築くための「好き」になっていただくための、大切なステップだと思っています。
片思いの時間が長い恋こそ、思いが伝わったときに、その恋が花開くように。
そして、どうすれば「好き」になっていただけるか、伝わらないときこそ悩み考え、さらにステップアップするチャンスにしていきたいと思うのです。
そしていつか、この「好き」が伝わることを信じて、ただ「好き」という気分や感情ではない誠意を大切に、この気持ちを心のこもった対応ができるエネルギーに変えていきたいと、そう考えています。

財布を開けると、ふと「癒しの館アコアン」と目が合います。
「好き」という気持ちを信じて、妥協なく進めと、そのメンバーズカードはいつも私を叱咤激励してくれる。
そんな私の小さな宝物です。

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