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4月の思い出

はぴトレについて|April 10,2009 8:59 PM

ここ数年、トキコクリニックでは、9月からお1人だけ、エステティシャンの研修生を募集しています。

某メディカルエステ専門学校の学生さんが多数応募して下さる中から、お一人だけですが、半年間学校に行きながら研修を積んで、4月に社員になれるようにがんばっていただいています。

緊張した面もちで「研修生」とか書かれたバッジをつけ、時には涙しながら、技術だけでなく、メンタルも鍛え上げられていく日々。
それは、私にとっては、厳しくも温かな風景ではあるけれど、本人にとっては、周りの学生の友達は遊んでいる中で、社会の厳しさを一足先に実感する、孤独で緊張感あふれる時間。
彼女にとっては、辛いことの方が多くてあたりまえだと思うのです。

そんな研修を経て、今年もひとりのエステティシャンが全ての履修内容を習得し、無事に社員となりました。

4月1日の朝礼では、スタッフ全員の前で社員として紹介され、「研修生」ではなく「セラピスト」という名札を渡す授与式をします。
スタッフからの祝福の拍手で迎えられ、緊張しつつも輝く彼女の表情は、この半年間に学んだ責任と誇りあふれるものです。

こんな経験を経て、これまで私たちのスタッフとなったステティシャンが、半年・1年たって同級生に会うと、その多くが就職したはずのサロンやエステを辞めていることが多いそうです。
せっかく専門学校で2年間一生懸命勉強して、夢を膨らませて就職しても、思い描いていた理想と現実の違いや、やりがいを見いだせずに志を半ばにするのは、同じ志を持つ者として、とても悔しくて残念なこと。
いえ、もっと大きくとらえると、同じ働く女子として、居場所を見いだせなかったことや受け入れられなかった社会に対して、悔しさを感じてしまいます。


仕事って、そんなにいつも楽しいものでも、笑っていられる場所でもない。
時に孤独で、厳しいことの方が多いのが現実です。
でも、そこを乗り越えられる、思いを同じにした仲間がいること。
孤独を乗り越え、責任を果たす力が身につけられれば、きっと自分の居場所は見つけられると思うのです。
そして、この4月の嬉しかった気持ちを忘れないこと。

「やりがい」

文字にするとあまりにもありふれた言葉で、具体的にどうすれば手に入れられるのかなんて、わかりません。
そして、実は、この思いを感じて仕事と向き合っている人は、ほんの一握りしかいないのかもしれません。
でも、自分の居場所で責任を全うすること。
そして、この仕事についた最初の思いを忘れないこと。
そんな小さな一歩を積み重ねていくことが、そこへつながることを、クリニックで働くスタッフは全員知ってくれていると思います。
だからこそ、新しいスタッフがずっと仲間でいられるチームとして、一丸になれるんだろうな。

4月1日のバッジ授与式は、実は新人スタッフのためだけのものではありません。
彼女の半年間の努力や涙を知るスタッフは、そこに過去の自分を重ね、あのころの自分を思い出して、彼女の夢や期待を裏切らない仲間でありたいと、思いを新たにします。
それがまた、みんなのやりがいにつながってゆくのです。

そう。4月は誰もが、自分の初心を思いだし、思いを新たにするチャンス。
着慣れないスーツが辛い新人さん。
「やりがい」がなかなか見つからなくても、どうか焦らないで。
あなたのそんな背中をみて、かつての新人さんがようやく「やりがい」を見いだしているかもしれません。

みんな、ひとりじゃない。
ゆっくり、でも確実に前へ進んでいけるように。
まぶしい春の陽射しは、温かに、新旧の「新人」みんなに平等に降り注いでいます。

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