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ひとつの時代が終わったことを人の死で感じるのは、重ねた歳のせいでしょうか。

はぴトレについてトキコクリニックについて|June 27,2009 11:25 AM


マイケル・ジャクソンが亡くなりました。

彼がもう生きていないことにすらなんのリアリティを感じないことに、KING OF POPと呼ばれる彼のスターゆえの神格性のようなものを感じます。
晩年(この言葉も似合わないけれど)、私物のオークションが話題になり、ネバーランドを手放し、彼にも生活があり経済力が必要だのだと知るたびに、私は切なくもなりました。

これはスターと呼ばれる人間の宿命なのでしょうか。
彼は自分がスターであることを、そんな自分を維持するために生きたように思えます。
そしてそれは、人々の現実や生活と遠く隔たったものでなくてはならなかったのかもしれません。

彼のファンサービスはもちろん、あの高音で囁くような話し方も、なによりもあの容姿にも現実感というものが感じられない。
それこそが彼の求めたスターの姿だったのでしょうか。
彼の容姿へのこだわりと、そのさらなるレベルアップのために、彼がモデルチェンジを重ねていることがたびたび世間では話題になりました。
そして、そのモデルチェンジのせいで健康を害する状態にあるといわれ、あの白い肌はメラニン色素を生成できなくなった「病気」だと告白したのでした。
そう、彼の容姿に違和感を感じるようになったのは、そこに「健康な美しさ」を感じられなくなったからではないでしょうか。

私は医師として「美しさ」と「健康」を求める仕事をしています。
そして、なによりもあらゆる人がハッピーであるために、自分は何ができるのかということを考えて、それこそが自分の仕事の使命だと考えてきました。

シミのひとつ、シワの1本が、人間の心を曇らせてしまうこと。
肌の荒れが、外出する気すら失くしてしまうほど、心にダメージを与えること。
そして、心のダメージがその美しさの根底にある「健康」に影響を及ぼし、「美しさ」を損ねてしまうこと。

医師として、多くの患者さんと接する中で、わかった大切なことがあります。
身も心も健やかであることこそが、美しさの第一歩、ハッピーの基本なのだということです。

そう、「健康だからこそ、美しい」。

「健康だからこそ美しい」ということをなんとか皆に知ってもらって、いつまでもできるだけ多く人が「健康」であることで「美しく」「ハッピー」でいてほしい。

そのためには、冷えてなんかいられないし、肩こり、腰痛、頭痛なんて言ってられない。
普通に年をとるのも悪くはないけど、いつまでもイキイキと、バリバリ現役で暮らしていきたい。
太ってなんかいられないし、高血圧や糖尿病なんてなってる場合じゃないし、ましてや、癌になるわけには絶対いかない。

健やかに美しくあるために、今後、私が力を入れていこうとしているのが、癌予防。
日本人の死因であるトップが癌。
今や日本人の3人に一人が癌で亡くなると言われる時代だけれど、以前と比べると格段に治療も進歩しています。
そして、同じように癌にならないための医療も大切なのです。
そのために、10年先に癌になる、その芽がでていないか調べる遺伝子検査に、これからは積極的に取り組みたいと考えています。

私は癌なんて関係ないワと思う人も、多いですよね。私もかつてはそうでした。
でも、癌予防は、すなわち老化防止、アンチエイジングの治療と全く同じなんです。だから、老化防止は、癌予防にもつながるんです。

もちろん今までどおり、クリニックで健康と美しさを支えてハッピーになるための治療は続けます。それが私たちの誇れる自信のある仕事ですから。

けれども、私は医師としていろんな新しい治療のリサーチや勉強し、そしてそのための啓蒙活動にも積極的に参加したいと思っています。
これまでの私、そしてクリニックのさらなるステップアップを目指して。

この目標の実現のために、このたび私は心斎橋の院長を辞することにしました。
そして、新しい心斎橋の院長は、皮膚科医の中山由美先生にお願いしました。
私以上に熱心に患者さんと接するアツイ先生だから、スタッフはとてもワクワクしているし、もちろん患者さんにもとても喜んでいただけるはずです。
さらに、淀屋橋院の院長の木村先生は、内科から美容外科にうつった変り種。
だから、私が今後進めようとしている治療の理解も早く、アンチエイジング医としてこれからも大活躍してくれることでしょう。

7月から、私は両院の総院長としてさらなるステップアップのための研讃を積むだけでなく、もちろんこれまでと同様に患者さんの診察もさせていただきます。
淀屋橋院・心斎橋院ともに週2日の診療で、心斎橋院のみ土曜日、由美新院長との隔週の勤務となります。詳しくは両院の診察カレンダー(心斎橋淀屋橋)をご参照ください。

これまでよりも回数が減ることで、患者様にはご迷惑をかけることになると思います。
本当に申し訳ありません。
けれど、やっぱり私にとって患者さんのお話を伺うこと、患者さんと実際に接する時間こそが、医師としての自分を一番磨いてくれる時間だから、そして人としても自分をも磨いてくれる時間だから、これからもずっと大切にしたいのです。

そして、クリニックの今後のステップアップに向けて、健康でいきいきといつまでも若々しくいるための治療方針を わかりやすく整理しました。

血液クレンジングと、各種点滴療法。
漢方鍼灸という東洋医学治療。
③ビタミン、ミネラルなど、身体を動かすのに必須の酵素、補酵素を完璧に補う栄養療法や、抗酸化治療のためのサプリメント。

これらと併せてこれまでどおり、すでにできてしまったシミやシワ、たるみを、改善して「健康的な美しさ」を維持するための皮膚科的美容治療を行っていきたいと考えています。

単なる美容治療だけでなく、「健康だからこそ美しい」という考えで、治療をすすめていきたい。
それがさらなる美しさにつながる、と私は思います。

今はまだ、マイケル・ジャクソンの死因は特定されていません。
たった11歳から、スターたるべき人生を自ら歩んだ彼だから、それは永遠の謎でかまわないのかもしれない。
スターとして偶像化されるはずの彼の暮らしから生活感が露呈したり、自身の求めた彼の抱く究極のスターとしての「美」が崩壊する前に、その人生を終えたことは「伝説のスター」の幕引きにふさわしいのかもしれないません。
もしかして、自身の求めたスターの美が「健康な美しさ」からかけ離れてきたことに、少なからず焦燥感を感じ続けていたのは、他ならない彼なのかもしれない。。。

今頃、彼は「僕は伝説のスターになるためにこの世から“BEAT IT”・・・つまり“ずらかった”んだ!」とあのキラキラ手袋の右手を軽く振って微笑んでいるような、私にはそんな気がします。

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