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私が旅に出るわけは・・・

はぴトレについて美容・健康について|August 31,2011 1:50 PM

朝晩が少しだけ過ごしやすくなり、あんなに暑い夏もちゃんと終わりに近づいてきてます。
それはまるで、どんな苦しいこともやはり永遠につづくわけではないことを教えてくれているようです。
私はサンフランシスコに1週間ばかり出かけておりましたので、先週帰国したときは本当に日本の暑さに参りました。
サンフランシスコは朝は12~3度で、昼間も20度前後という涼しさ。
日本から到着したときは、寒いと感じるほどでした。

日本の今年の夏は極めて湿度が高く、そのために中医学でいうところの「湿邪」に侵された人が、皮膚に謎の赤いブツブツをたくさん作って来院されるというケースが多かったのですが、そんな人もサンフランシスコに行けばきっとすぐに治ってしまうでしょう。
アトピーの人がオーストラリアやアメリカ西海岸に滞在すると、症状が改善することが多いのですが、この気候がやはり関係していることを今回ばかりは実感した次第です。

さて、私が何をしにサンフランシスコに行ったかというと、アメリカの血液クレンジングの権威の一人である、ロバート・ローエン先生のクリニックにお邪魔することが目的でした。
10人限定のプライベート感たっぷりのセミナーで、全米、いや世界中からドクターが集まりました。
初心者もいればベテランの先生もいましたが、ローエン先生独自のやり方に、皆興味津々でした。
日本の我々が行っているよりもずっと過激で量も多く、びっくりすることもありましたが、とても良い刺激になり、私もがんばらなきゃと思わされることしきりでした。

患者さんが何人も、私たちに見せるためのモニターとして来てくださっていたのですが、どの方もどこへ行っても治らずローエン先生のところにたどり着いたと言っており、中には車で2時間かけて通っている人もいました。
アメリカも日本も事情は同じだ、と思いました。
トキコクリニックにも、そういう患者さんがたくさん血液クレンジングを受けにいらっしゃいます。
血液クレンジングがまだまだアメリカでもマイナーな治療であることを肌で感じましたが、日本でももちろんまだまだ認知度が低く、こんなに効果があるのにもったいないなあといつも思っているのです。
ローエン先生は、関節の痛みが強くてどうしようもない人に対しては、オゾンを関節内に注射していましたが、トキコクリニックでは血液フォトセラピーをすることが多いです。
関節内注射もとても効果がありそうだったので、少しやってみようかと、今、思っています。

私は英語が得意ではないので、いわゆる雑談ができません。それがとても悔しい。
先日、当院のスタッフから、「先生はなんのために英語を勉強するのですか?」と尋ねられ、答えたのがそのことでした。
講義ならまだ専門用語が出てくるので少しはわかるし、こちらから瞬時に言葉を返す必要がない。
でも普通の会話、しかも、「いい天気ですね」とかではなく、「うちのクリニックではこんな患者さんがいてねえ」とか、「あなたのところはどうしてるの?」とか、そういう雑談が、まだできないのです。

海外にどんどん出かけていく日本のドクターは、みんな英語ができます。
できるから行くのです。
でも私は違う。
できないから行くんです。できなくて苦しむために行くんです。

2年前にサンフランシスコに皮膚科の学会で来たときは、本当に悲惨なまでに英語が話せないし聞き取れなかった。(もちろん、読むことはできるんだけどね)
でもそのときすごくすごく悔しい思いをして、そこから少しずつ勉強をして、今回は半分ぐらいは聞き取れるようになったし、少しはとっさに話せるようになりました。
しかし、ローエン先生のクリニックで、みんながわいわいがやがや雑談しているときに、自分だけぽつんと手持無沙汰で仲間に入れないことはとても残念なことでした。

でも私には見えます。
あの輪の中に自分も交じって楽しそうに英語で話している自分の姿が。
その日がもうすぐ来るはずなのです。

思えば、いつも私は、そうやってできそうもないことを実現してきたように思います。

大学の同級生で、今は滋賀県の病院で形成外科医をしている男の子が、昨日遊びに来て、若いときに海外に一人旅をしたときのことを懐かしんで話していたのですが、彼は40日間一人で外国を回って、言葉もわからないし大変だったけど旅の終わりの写真に写った自分の顔はとてもきりっとしていて、緊張感と充実感のある、いい男の顔をしていたそうです。
そのあとは、「それにひきかえ、今の俺は…」というような話がその先に続いたのですが(笑)。
今の自分たちは、日常に埋もれ、馴らされ、優しいけれど厳しさに欠ける毎日を送っている。
しかし本当は、常に、一人旅のつもりでいないといけないんだと思う、との彼の言葉に私ははっとしました。

人はきっと、苦しいと思うこと、緊張すること、無力を味わうことがとても大切なのです。
そしてそこからまた何かが生まれる。
それをある人はチャレンジと呼ぶし、また別の人はそれを試練と呼ぶのでしょう。

私はそのためにまた旅に出る。
今度はどこへ行くでしょうか。
それまでまた少しでも進歩できるように英語を勉強し続けます。
今度はもっとストレスなく話せるようになって、サンフランシスコに行こう。

もっとも、もちろん今回も楽しかったので、その様子をご覧いただきましょう!

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<ホテルの窓からみえた景色>

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<実はゴルフもしました!>

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<ブエナビスタというとても有名なお店でお客さんの八割が飲む、アイリッシュコーヒー。美味しかった!>

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<サンフランシスコから車で二時間のところにある、素敵な町、カーメル。クリントイーストウッドがかって市長を務め、現在も住んでいるとてもおしゃれで高級感漂うところでした。>

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