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仕事とは、それを選んで決めて、ついていく、ということ

はぴトレについてトキコクリニックについて|October 18,2011 12:50 PM

毎朝、NHKの連続テレビ小説「カーネーション」を見ています。
舞台は岸和田で、みんなすごく大阪弁が上手。
こんなおばちゃん、いてるいてる!とか、笑うところ満載で楽しく見ています。

昨日は主人公の糸子が、女学校をやめて、念願のパッチ屋で働くことになったくだり。
時は大正が終わって昭和になったばかりのころ。
呉服屋の娘の糸子は、ミシンに憧れて、ミシンを触らせてもらいたさに家の近所のパッチ屋に、学校の帰りにしょっちゅう遊びにいっていたのです。
お店の人たちにも「いとちゃん、いとちゃん」とかわいがられ、ミシンを触らせてもらっているうちに、ここで働いたら楽しいやろうなあと思うのです。
ところが、昨日の放送ではいよいよ初出勤で、「遊びにくるのと、働きに来るのとは違う」ことをまざまざと思い知らされることになったのです。

優しかった店の職人たちはなぜか冷たく、理由を尋ねると、これまではお客さんだったからちやほやしたが、これからは一番下っ端なので相応の仕事をしろと、お茶くみや掃除などの雑用を押し付けられ、うまくできないのでしょっちゅう怒鳴られています。ミシンも触らせてもらえず、10年の下積みが必要と言われる始末。
こんなはずじゃなかった、と、糸子はびっくりしてそして少し悲しくなるのです。

トキコクリニックにも、新しいスタッフが採用されて入ってくる機会があります。

しかし、入った子の大半が1週間以内に辞めていきます。
最近の若い子は・・・と言いたくなるところですが、採用されたときはとても嬉しい気持ちで、夢と希望に胸ふくらませて出勤してくるはずです。
しかし、私たちのクリニックはメニューも多く患者さんも多く、覚えなければならないこともたくさんあり、先輩たちはみんなばたばたと立ち働いて、新人を優しく構う暇もありません。
きっと、こんなはずじゃなかったと、思い描いていた職場とは違う、とそう思って、悲しくなったりがっかりしたり、自分の未熟さを思い知ったりして、もう辞めよう、そう思ってしまうのだろうな、とドラマを見ていて思いました。

仕事とは厳しいもの。
お金をもらって働くこととは、そういうことなのです。
昭和の初めと平成23年の今とでは、もちろん、つらさは全然違います。
ミシンを触らせてもらうのに10年かかるなんて、今じゃあり得ませんし、雑用を下っ端がぜんぶやるなんてこともあり得ません。
私たちのクリニックでは、全員で掃除をして、全員で患者さんをもてなします。
だから、このドラマとはもちろん全然違うんだけど、今の時代でも、どんな人だって新しい職場に行ったら、思っていたのとは違う、こんなはずじゃなかったと思うことはあるのではないでしょうか。

私も20年前、大学を卒業して、大学病院で働き始めたとき、私のあまりの非常識さに先輩方は驚いて、十分気を使ってくれながらではありますが、私は怒られてばかりでした。
しかし、そのときは反発ばかり感じて素直に聞こうとはせず、一人前のことをできもしないのにやりたがり、今から思えば全然仕事の厳しさがわかっていませんでした。

今、トキコクリニックで働く人たちも、きっと来たばかりのころは同じように感じて、辞めてやる!って思ったことも一度や二度ではないはずですが、それでも我慢して頑張って続けているうちに、仕事ができるようになって楽しくなっていったのではないかと、そう思います。

糸子も頑張るはずです。
どんな仕事もそうなのだから、望んで入ったこの世界で生きていく覚悟を決めて、頑張るはずです。
今日は、さすがにつらいことがあって、「もうあんな店、辞めたる~!わ~~ん」と大泣きしていましたが(笑)。
そうやって生きていく中で、プロの厳しさと奥の深さに気づくことができれば、 仕事って楽しい、と思えるものなのではないでしょうか。

先週の土曜日に、仲良しの先生が2号店のクリニックを開いたということで、お祝いに東京に行っていきました。
赤坂AAクリニックといって赤坂にあるのですが、2号店が銀座にできたのです。
それはもう、素敵なクリニックでした。
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総院長の森吉臣先生はなんともうすぐ69歳。
8年前に大学教授を定年前に辞めて、赤坂にクリニックをオープンして、苦労を重ねてやっと軌道に乗り、有名なクリニックとなって、とうとう2号店をオープンさせたのですが、そのバイタリティに私はいつも尊敬の念を持っています。
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右から。
赤坂AAクリニック総院長 森 吉臣先生

AAメディカルエステリジュブ代表 永沢 幸子さん
点滴療法研究会会長 柳澤 厚生先生

マネージャーの永沢幸子さんも、森先生がクリニックをオープンさせたときから畑違いのこの業界に足を踏み入れ、以来先生を支えて来られたスーパーレディです。
人間はいつからでも始められる、そしていつまでも成長できる、と私はこの二人を見ていて、いつも励まされます。

この銀座院は森先生が2か月ぐらい前に、急に思いついて「やるぞ!」ってことになり、スタッフたちはふうふう言いながら準備をしたようです。
永沢さんが、パーティのスピーチでこう言っていました。

先生の直感、ひらめきについていくのが大変で、でも楽しくて、必死でついていくうちに気がついたら自分が前より大きくなっている。
苦労したと思っても、自分が大きくなったら、振り返るとそれはちっぽけな苦労に変わってしまう。
その繰り返しで8年たったけれど、この先生についてきてよかった。
幸せに思います。と。

仕事場は他人同士の集まり。
でも何かの縁で一緒に同じ時間と場所を過ごしています。
偶然巡り合った仕事や人を信じて、それについていくことで得られる喜びは、それを成し遂げた人にしかわかりません。
トキコクリニックのスタッフもそういう人が大勢います。
新人スタッフも、この喜びを感じられるところまで、辛抱して頑張ってくれるといいなあと思います。

そして、赤坂AAクリニック銀座院が、多くの患者さんに愛される繁盛したクリニックに、一日も早く成ることをお祈りしています。

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