Apr

25

ケミカルピーリングにも新たな展開が!?

はぴトレについて|April 25,2016 2:44 AM

前回書いたように、モナコで開かれたアンチエイジング医療学会では今年も収穫がいろいろありました。ヒアルロン酸ボトックスの最新情報や膣と外陰部のアンチエイジングの広まり、痩身の機械の進化——。
もうひとつ、メディカルスパのジャンルでいえば、ケミカルピーリングに新しい波がきています。今でこそ、ニキビやくすみの治療として当たり前のようにおこなわれているケミカルピーリングですが、私が開業した20年前は逆にほとんど誰もやっていませんでした。女の子たちのニキビを治してあげたかった私は開業早々にまだ新しい技術だったケミカルピーリングを知り、自分で試し、既製品がない時代だったのでオリジナルのレシピをつくったのでした。

以来、トキコクリニックではずっとオリジナルレシピのケミカルピーリングを提供してきました。けれどここ1年ぐらいの間に、より穏やかな作用で、なおかつ効果が出る、さらに有効成分もしっかり肌の内部に入るというものが次々に登場して気になっていました。
今ではありふれた施術であるケミカルピーリングですが、実は高い技術力が求められます。特に私のレシピは作用が強力で、そのぶんとても効果は高いのですが、スタッフはしっかりトレーニングを積まなければ患者さんに施術できません。患者さんの肌の状態に合わせて薬剤の強さや、ピーリング剤を塗って洗い流すまでの時間も変えなければ、効き過ぎて皮がめくれたり、かさぶたができてしまいます。

ニキビの治療には従来のトキコ式ピーリングが必要です。ただ、「くすみをとりたい」「肌のきめを整えたい」といった美肌目的であれば、皮膚の表面を上手にはがすことよりも、ピーリング後にどれだけ有効成分を効果的に入れるかが大事です。それができるなら治療用と美肌用とに使い分けをしてもいいなと考えました。
女性誌などで肌の表面の断面図を見たことはありませんか? 肌の表面は外側から角質層、顆粒層、有棘層、基底層・・とブロックを積んだように重なっています。ケミカルピーリングは酸性の薬剤を塗布することで余分な角質を溶かして除去するという仕組みです。そうして皮膚の新陳代謝を高めて皮膚の再生を促すわけですが、今は皮膚の細胞間を適度にゆるめることで有効成分を浸透しやすくする”おだやかなピーリング”が求められているということなのでしょう。

そんなわけで、

今回は学会の会場でもさまざまなピーリング剤が展示販売されていました。一通り見て回っての感想は「これなら自分でつくったほうがいい!」でした(笑)。既成のものはどうしても白人の肌に合わせてつくられていますし、成分をみると「これは必要だけど、これはどうかな?」と思うものが多く、どれも一長一短。「今どきのピーリング剤」の成分はほぼ把握したので、アジア人の肌質に合わせたオリジナルレシピをつくろうと薬剤を集めているところです。

とは言ってもこれなら採用してもいいかなというものもあったので、それは採用を決めました。「ミルクピール」という名前で、もうすぐ施術を開始します。私の新しいピーリングができあがるのはもう少し先のことになるので(笑)

私が新しい機械や薬剤を取り入れるかどうかを決める時、一番重視するのは「苦痛のないこと」です。私自身が痛がりで、辛いことやめんどくさいことが大キライ。あまりに痛いとか、長時間身動きとれなくて辛いというのはどれだけ効果があってもやりたくありません。まして自分がやりたくないことを患者さんに勧めるなんてできません。
これからも「できるだけ気持ちよく(せめて苦痛は最小限で)、ハッピーになれる」施術をめざして、勉強や研究を重ねていきますね。美肌向けのケミカルピーリングも、まだいつとはお約束できませんが、きっと完成させます。ご期待ください!

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://www.tokikoclinic.com/cgi/mt3/mt-tb.cgi/295

コメント

コメントを投稿

名前:
メールアドレス:
URL:
この情報を保存しますか?
はい いいえ
 

コメント: