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”卒業”するスタッフの幸せを願いながら、あらためて誓ったこと

トキコクリニックについて|October 28,2016 6:30 PM

今月、トキコクリニックで9年間働いてくれたスタッフが卒業していきました。ここでも何度か書いてきましたが、スタッフの退社は正直、寂しいものです。事情は人によって違いますが、20代、30代の女性が多い職場なので、やはり結婚、あるいは妊娠・出産という理由が多いです。幸せになるための選択ですから、もちろん祝福して送り出すのですが——。

特に今回は9年も一緒に働いてきた、かわいい娘のようなスタッフなので、寂しさも格別です。私には実の娘も2人いますが、娘たちは小さい頃からシッターさんのお世話になりながら育ってきました。仕事に突っ走ってきた私は、スタッフたちと過ごす時間のほうが多かったのです。今回卒業していったスタッフは、高校を卒業した直後に採用した、いわゆる新卒採用でした。きゃしゃで、恥ずかしがりやで、「かわいいけど、やっていけるかしら」というのが率直な感想でした。

けれど、彼女は努力家で誠実でした。美容医療クリニックというのは、美容と医療、両方の知識や意識が求められます。たとえエステ担当でも、ナースの資格をもっていなくても、医学的な意識をもっていてほしい。つまり、外見だけに注目するのではなく、皮膚や体全体をみて、患者さんの悩みを根本から改善するには何が必要かということを考えてほしいというのが私の考えであり、スタッフに求めることです。

そのことを理解しきれず、辞めていくスタッフもいます。さらに彼女が入社した頃は、まだまだトキコクリニックの理念がスタッフに浸透しているとは言い難い時期でした。私自身、試行錯誤していましたから。
そんななか、彼女はひたむきに患者さんと向き合い、技術を磨いてきました。やがて後輩の面倒をみる立場になり、エステのチームリーダーになり・・・、気付いたら多くの後輩や患者さんに慕われ、信頼される人になっていたのです。

緊張してぎこちなかった笑顔が、自然で温かい笑顔になり、彼女の周りにはいつも笑顔がありました。笑顔が笑顔をつくっていくんですね。
彼女の成長と並行するように、トキコクリニックも心斎橋院、京都院、そして梅田院というように成長してきました。私は時々思い切った異動を決めます。「思い切った」というのはあくまでスタッフの受け止めで、私にとってはごく自然な、ベストだと思える異動です。けれど、日頃からチームワークを大切にしているスタッフたちにとって、仲間の異動は時に大きな波紋となるようです。涙やショックや決意・・・、悲喜こもごもがあります。彼女にも、9年の間には「理不尽」な異動もあったでしょう。それでも彼女はひとつひとつ受け止め、期待という大きなプレッシャーに応えてくれました。

こうして思い出していくと、また未練がもくもくと湧いてきます(笑)。有志のスタッフで開いた送別会に飛び入り参加したのですが、そこでも「幸せになってほしい。でも、何かあった時はいつでも連絡して。ここを自分の家だと思ってね」と言ってしまいました。でも、おかしくはないですよね? 親心って、そういうものじゃないでしょうか。

ただ、私は彼女ひとりのことを思っているわけではありません。今いるスタッフも、やっぱり縁あって出会った、かわいい「娘」なのです。たとえばイベントをするたびに、「来年もこうしてみんなで笑っていますように」と心のなかで願っています。同時に、「結婚しても、子どもが生まれても、働き続けられる仕事にするには、どうしたらいいのだろう」と考え続けています。自分の子どもたちが成長して、それぞれに自分の生活を送っている今、働き続けてきてよかったというのが私の実感。子どもはいつか自立していくし(そうでなければ困りますよね)、人生はまだまだ続きます。健康でいる限り、自分の仕事をもち、自由に生きたい。トキコクリニックで働いているスタッフたちが10年後、20年後、すばらしいキャリアを積んで輝いていたら、こんなにうれしいことはありません。そのためにも、トキコクリニックをさらにしっかりと育てていかねば!

送別会で、彼女と支え合いながらやってきたスタッフたちの涙のスピーチを聞きながら、あらためて気持ちが引き締まる思いでした。

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